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今回はセミナーのご報告というよりもレポートをさせて頂きます。
今回のセミナーは「あなたのビジネスを見直す1泊2日集中セミナー」というタイトルのものです。10年近くやらせていただいていますが、
今回ご参加いただいた方の中で読書好きな方がいらっしゃいました。
その方についてです。
タイトルとしては「読書好きが1日4冊読むようになると起きる経営上の変化とは」というお話をしたいと思います。
数千冊の蔵書が誇りだった読書家は本に学んでいるのか
読書家の方で、特に歴史小説が大好きな方は沢山いらっしゃると思います。
本のコレクションが増えて数千冊あって「色々な作家さんの本を網羅している」ということが自慢だったり、その内容に対しての知識の深さが誇りだったりするわけです。
ご本人は相当学んでいらっしゃるということで色々なお話が出来ると思います。
ところが、その知識を意外と経営上に活かせていなかったり、
実際に経営課題が「読んでいる本通りにやれば良いのに」と思いながらもなかなか上手くいかないというケースがあると思います。
得てして本に学ぶという姿勢ではなくて、本の知識をコンプリートしたいということです。「読みたい」という欲求が強いあまりに後の内容をあまり覚えていないことが多いです。
今回そういう方が多かったです。
合宿に参加して頂いてどのような変化があったかというと次の項目に続きます。
読む前に課題を意識することによる読み方の変化
具体的にどういうことかというと、出版されている本のタイトル買いだったり、作家さんを追いかけて買っていらっしゃいます。
とりあえず読む気満々です。
「内容を読みたい」「読み終わったら、別の本を読みたい」と続けて読んでいらっしゃるのですが、映画でいうとアクション映画を口をポカーンとしながら見ているようなものです。
とはいえ、同じアクション映画でも主人公達が織りなす物語や全体的な背景事情だったり、感情の変化や関係性の機微だったりを読み取って人は感動していくものです。
ところが、ボケッとしながらアクション映画を見ているだけのような受動的な読書の仕方をされている方は少なくないと思います。
そういう方におすすめなのが、読む前にメモを書いてみることです。
『何の為に読むのか』 『どういう情報が欲しいのか』
ということを設定して読んでいただくと、それだけで内容の入り方が全く違います。
「今まで何をやっていたんだろう」ということで、
「内容を覚えていない=読んでないのと同じですよ」というお話をさせていただくことがありました。
少し厳しいようですが、目的意識を持って本を読むというたったそれだけで成果が変わってきます。
そして、得たことをメモしておくということです。
そういったペーパーワークを活用しながら読むということは、面倒ですが普段漠然と読んでいる方にとっては相当重要だったということです。
変化に合わせてツールを活用するだけで 口に出来なかった問題点に取り組むきっかけに
ツールを活用して本をインプットすることによって、その後の行動も変化します。
本を読んだ後、
「この本の学びを活かしてこういった行動をしたい」
「今まで勘違いしていた部分をこういう風に是正したい」
とまでいうと話としては上手いです。
しかし、その後の行動に結びつくかというと100%そうとは限りません。
そうなると、決めたスケジュールを後で追いかけなければなりません。
決めたタスクを遂行するためのスキルやツールが必要です。
決めた内容をさらに掘り下げて、
「本当に今やるべきなのか」
「それ以前の準備作業があるのか」
「大きな目標すぎて砕かなければいけないのか」
と分析するソフトウェアは色々あります。
そういうアプリを使ってでも決めたスケジュールをこなしていきます。
そうしていくと問題点が相当改善していきます。
感動して本を読んだ後、ツールを使って、タスクを分けたり、問題を掘り下げたりして「上手くいった!」という感じがあっても後が続かないことが多いです。
セミナーに沢山参加されているとそういう経験があると思いますが、今回はセミナーから帰られて3日目、4日目ぐらいから徐々に効いてくるようなツール類をご紹介しています。
特に今はソフトウェアで考え方をまとめたり、今まで思い付かなかったことが通知されるということが可能になっています。
そのお話も合わせて他のブログでも行っていますので、是非参考にしていただきたいと思います。
そして、今回はこういった感じで読書家の方でも本を読むことに加えて、情報を得るセミナーに参加していただくだけでここまで大きく変わります。
今回は「読書好きが1日4冊読むようになると起きる経営上の変化とは」というテーマでお話をしました。
参考にしていただければ幸いです。