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【お坊さんの仕事は社会起業家なのか?】 2017/8/21
毎年恒例行事なんですが、友人のお墓まいりに同級生数人と行ってきました。
今回は卒業してお坊さんになった友人も参加。
お坊さんがお墓まいりに来てくれた価値観が変わりますよね。
ただただ友達が集まって飲んでるだけでも、正しいことをやってるかのような雰囲気が出て来ますw
でも、久々に再会した友人なのになんか違和感が。
人間の直感は案外大事なものですよね。
一緒にサブウェイでパンかじってたらその違和感の正体がわかりました。
お父さんもずいぶん革命的なお坊さんだそうですが、ご本人もお坊さん業界で波風たてまくりだそうでw
取り組みが非常にアクティブなんですね。
こっちが「お坊さん=変わらない人。」みたいな職業的先入観があるものですから違和感になって現れたんですね。
むしろ立派にやってらっしゃるようです。
お坊さんはお墓と家を回ってお経を唱える仕事。今日も明日も明後日もお経を唱える仕事。
薬屋さんは処方箋持ってくる人を待って薬を渡す仕事。今日も明日も明後日も処方箋を待つ仕事。
この「今日も明日も明後日もず〜っと同じ」状態が戦後70年も続いてきたのが異常なのですが、数世代にわたって継続しちゃうとそれが当たり前になっちゃてますよね。
本来は事業を担ったらよりよくするためにチャレンジを続けるべきはずなのに、「変化しない」ことがまるで日本人のDNAであるかのような消極さが世間では目につきます。
そんな中、いろんな取り組みに挑んでるお坊さんは進んでるね!って思っちゃいます。
話の中で「坊主丸儲け」という言葉はあるけど預かった浄財を溜め込んでいい暮らしをするためだけに使っていのか?という話をされてました。
預かった資本を社会に還元していく取り組みと透明性がこれからは必要じゃないのかと。
ご本人から以下のご指摘受けました。
『私は特にお坊さん業界で波風はたてておりません。それどころか、超~保守派ですのであしからず・・・
あと、「浄財を溜め込んでいい暮らしをするためだけに使っていのか?」という話はしてないので、カットしてください。「~だけに使っているのではない」という話だと思います。』
誤解を招く表現でした、お詫びして訂正いたします。
そういえば最近ではクラウドファンディングという言葉をあちこちで聞くようになりました。
面白い商品や企画に対して資金を募ってサービスで還元する仕組みですよね。
新しい電化製品が出たらクラウドファンディングで先行出荷!みたいなのが多いようです。
でも、同じ資金を募るなら普通のオッさんが募集するよりお寺さんが募った方がより資金が集まりやすいと思うんです。
パソコンの新しい部品なら違うと思うのですが、社会性のある取り組みだと結構差が出るんじゃないかな〜。
信用貯金とはよく言ったものですね。
ま、ご本人は資金調達までは考えてらっしゃらないようですが、社会的に意義のある活動をやっていきたいご様子。
それぞれが芽が出て花が咲く日が来るといいな〜と、陰ながら応援しております。