年間計画の立て方

グループコース

人生は決断の連続です。
就職や結婚、そして子育てから老後の年金問題まで・・・。
いろんな課題に向き合って解決して行く必要があります。

しかし人間そんなに人生立ち向かえません。
時には先延ばししたい時もあるはずです。
とはいえ立ち止まっていてはチャンスを逃し大きな悩みを抱えることになります。
夏休みの子供の宿題と同じで。
「こうなることがわかってたのに、なんでコツコツできなかったんだろう」
と後で嘆いていてはストレスが溜まるばかり。
そこで今回は計画的に人生を進めて行く方法についてお伝えしたいと思います。

人生のいろんな問題を先延ばしにしてきた人にこそ伝えたい 人生に役立つ年間計画の立て方とは?

人生が変わる年間計画、会社が変わる年間計画。
要するに、書くだけじゃなくて結果に結びつく年間計画、1年間のプランの立て方です。
では続きをお読みください。

まずは、どんな計画についても何らかの問題点があるから計画を立てるんですよね?

将来が決まってるから立てれるという幸せな人はいいんですが、現状の問題解決の糸口が全く見つからないということが、もうそもそもの問題であるということが多いです。
しかもたちが悪いことに、本人が問題は何かすら見えないことが多いです。

例えば失恋したり離婚を経験した直後。
相手を恨む感情や自分を責める気持ちが強すぎると、どうしても自分自身を見つめ直すことは難しいようです。

客観的には、「あなたの会社これ困ってるよ」とか、
「人で困ってるよ」とか、
「お金のことをもうちょっと考えたらいいんじゃない?」と周りは言ってくれますが、本人はなかなかわからないです。
なぜかというと、人間はやっぱり得意なことばっかり頭が動きまして、苦手なことにはなかなか意識がいかないからです。
できることなら見なかったことにしたいっていうのが人間なので、その重要な問題にまず気づくことが必要です。

仕事や家族の悩み 客観的に見れてますか?独善的になってませんか? 根源的に自分の問題点を探れるマンデラートとは?

気づく方法としては、当然世界各国で色々あります。
日本の企業がよく取り入れているのがKJ法です。
一定のルールでいろんなキーワードの書き出しをしながら統合を繰り返すことによって問題の本質を見ていくというやり方です。
日本語を使うという手法においては、普遍的なやり方なんじゃないかなと思います。

で、そんな中で、いろんなことを書き出しながら統合していくわけですが、純粋にKJ法のやり方を手繰っていくだけでは、深くは探れないと思います。
例えば、マインドマップで書いていったり、アイデアダンプというかたちでたくさん文字数を書いていったりっていう方法も人によってあります。

そして僕が今オススメしてるのは、「マンダラート」です。
72個に要素を細分化させていって、最後はまた統合していくというやり方なんで、アイデアを広げて1つにまたまとめていくというプロセスに非常に向いています。もちろん他にもいろんな手法はありますが、今はマンダラートでやることをよくお勧めすることが多いです。

そこで、まず根源的に今自分にとって重要な問題は実は何なのかといったことを探ります。
                                          
例えば、お客さんが増えないという問題であっても、詳しく見ていくと
「家族の問題で労働時間がさけない」とか、
「子供さんが入院がちだからなかなか仕事に集中できない」とか、そういう目に見えてない問題をやっぱり直視していく必要があります。

家族のことを考えたら、本当に休みを取らないといけないタイミングでも仕事だけじゃなく新しく副業を始めて自分を追い詰めたり、それがさらにご家族にストレスを与えることになったりと客観的に見てるとおかしな行動でも、本人が必死というケースは案外多いです。

当然それらを単純に解決できるかというと解決できないです。
例えばご夫婦の関係が悪いというのを、解決しなきゃと思っても、具体的にどんな行動を起こしていいかはやっぱり分からないわけです。
 
で、実際はそこから解決策を探っていくわけですが、ここでまず僕の提案としては問題を掘り下げたら寄り道する事が必要です。

つまり、問題を認識したら、その次にしなきゃいけないのは過去のリソースを探ることです。 
    

ビジネスや家族との関係で悩んだ時に人生を見つめなおしてみましょう 今オススメの方法“内観”とは?

自分の人生選んできた決断。
周りの人はどういう気持ちでいろんな人生のイベントに接してきたか?
いろんな事件に接してきたというのを、このタイミングで見直さなきゃいけないというのが重要になってきます。
見直す方法は当然いろいろあります。
自分の年表書いてみるとか、人にインタビューしてみるとか、おじいちゃん、おばあちゃんと話し合ってみるとかも良いと思います。

いろいろ方法はありますが、比較的僕がオススメしているのは、内観です。
小学校入学時点から3年刻みぐらいで、まずはお母さんとの関係。
お世話になったこと。
お世話になったことについてお返しして差し上げたことです。内観用語でいうと、して返してたこと。
そしてもう一つは、ご迷惑をおかけしたことです。 

1 お世話になったこと、2 して返してたこと、3 ご迷惑をおかけしたこと。

この三つをずっと調べていく。考えていく、思いを探っていくというやり方で、現在まで掘り下げていくというのが一つの内観のプロセスです。お父さん、お母さん、ご兄弟と調べる対象をだんだん広げていくわけです。
それをやると、意外と大人になってやればやるほど、気づきの効果があります。

なぜかというと、例えば今息子が小学校6年生だったら、自分が小学校6年生の時にうちの母親や親父はこういう風に思ってたんだっていうのをじっくり考える機会というのは、人生でほとんどありません。

やっぱりお酒飲んだり、人と喋ったりしていて、自分のことに向き合える時間がないです。

無理やりにでも時間をとって、向き合う時間。
それも問題点だったり自分が気づかなかった問題点を直視した直後に内観をスタートすると、意外と振り返りの効果が非常に重く返って来ることになります。

返ってくるのは今まで気づいてなかった事実です。
自分は「親は全然わかってくれない!」と思ってたんだけど、そのご両親はどういう思いであなたに触れてたのかが分かることによって、今現在の社会やご家族との関係性というのを落ち着いた目で見直すことができます。

家庭やビジネスでしらずしらず背負っているストレスを、時間を超え立場を超え、ご家族の視点で見つめ直すことが可能なのです。
つまり独善的にならないで客観的に評価することができます。
というわけで内観というのは、結構この段階で重要なプロセスじゃないかなといつも思ってます。
で、それから実際に解決策を考えていきます。

理想の将来のためにやるべきミッション、ビジョンそしてその優先順位 それらを導き出すバックキャストとは?

人生というのは、過去の積み重ねだけだったら話は簡単なんです。
例えば公務員として就職したら一生そのまま過ごしていくみたいなもんで、積み重ねだけだったら、人生先に何も変える必要はないですし、何も変わらないはずなんです。

しかし、やるべき目標だったり、(ミッション、ビジョンというと大げさですが、)ここへ向かって走るんだと人は決めていくから、その未来に向かって現状の足りないものを埋めていくから、成長していくんだと思います。
これは、クオリティコントロールの発想でいうと、バックキャストです。理想の状態を見ながら、現状を全く新しく変えていくというやり方です。
そのバックキャスト思考に基づいて、また新しく人生のやるべきことを決めていくっていうのは有効かと思います。
 
このやり方。実はフューチャーマッピングも同じです。
理想的な未来を描いてから、タイムラインを遡っていって、現在どういう手を打てばいいか?
取り掛かる仕組みが壮大なだけで、作業量が多い。つまり、いろんなことを考えなきゃいけないというだけで、基本的には同じことです。
 
で、そのバックキャストでやるべきことを見つかった。「こういう向きに走っていかなきゃいけない!」とわかったら、人生の最初の第一歩を決めていきます。
ただしここで間違いをする人が多いです。
例えば、営業しなきゃいけないとなったら、売り上げを上げる本を買いに本屋さんへ行く。なんてバカみたいなことを書くわけです。
本屋さんへ行くんだったら誰でもできるし、アマゾンだったら誰でもポチれるわけです。
本ぐらいだったら誰でも読めるわけです。
ではなくて、状況を変える、人生を変えていく第一歩って、それだけじゃないです。
情報を集めるんだったら、事前にやっとけって話なんです。
 
本来はもっと変えなきゃいけない。     

要は、自分との社会の関わり方、自分とのご家族との関わり方を根本的に変えていくステップが必要になってきます。
つまり、誰かに何か、今までの現状をお話しする。
言えない過去を言わなきゃいけない。
いいづらい未来の希望について言わなきゃいけない。
隠してる事実を言わなきゃいけない。
 
それは、今日からこういう風に変えていこうと思うという相談でも構いません。
 
何らかのことを、誰かに何かを言う。
でないと人生はおそらく進まないじゃないでしょうか。
一人で、自分を変えることはできません。
周りを変えることもできません。

それをどうしてやるかというのが、僕がいつもお話ししている「優先順位ワーク」です。
本来やるべきことを羅列して、何が本当に優先順位の一位なのかを探っていくという、付箋を使ったワークです。
その辺からかかっていくと、だいたい見えていくんじゃないでしょうか。
そのやるべき一歩が決まってからタイムスケジュールを決めていく。
するともう逃げのきかない人生計画ができていくというのが今回のやり方です。
 
またご参考にしていただければ幸いです。

                                   以上

 

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